耳鼻咽喉科
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1. 「ひと」の大切な「はたらき」を担う耳、鼻、口、咽、喉。
- 耳鼻咽喉の「はたらき」を考えてください。音を聞く、平衡を保つ、匂いを嗅ぐ、呼吸する、味わう、嚥下するなど、人が生きて行く上で大切な「はたらき」を しています。目と耳とはどちらが大切と思いますか?もし生まれた子供の耳が聞こえなかったら、母のあやす声が分からず、言葉がないと頭で物を考えることもできません。人としての常識と感情を育てることができないのです。 年をとり難聴になると、家族からは疎遠にされ、近所の集会にも出て行かず、その結果呆けが進みます。少し難聴を感じれば積極的に補聴器を利用しましょう。 食事をすることは「ひと」が生きて行くために基本になるだけでなく、生活の楽しみの中でも大きな役割を占めます。いろいろな原因のため食物を嚥下できなくなると、鼻から管を入れたり、胃に孔を開けて流動食を入れることもできますが、それでは生きる楽しみがありません。私たち耳鼻咽喉科は、これらの障害を取り扱っている科なのです。
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2. 耳が遠くなった方は補聴器相談を受けてください。
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3. 花粉症で悩む患者さまが増えています。
- 毎年2月3月になりスギの花粉が飛び出すと多くの方々が(日本人の約20%)、花粉症で困っておられます。症状が鼻に来れば鼻アレルギー、目に来ればアレルギー性結膜炎、気管支に来ると気管支喘息となります。スギ花粉症の方は毎年2月になれば、耳鼻咽喉科を受診し、必要な抗アレルギー剤の内服を始めてください。
春から夏にかけてはハルガヤ、カモガヤ、イネ科植物の花粉が、秋にはブタクサ、ヨモギ、アキノキリンソウの花粉が原因にな方もあります。季節に関係なく年中、鼻アレルギーを起こしている方は、ハウスダスト、コナダニ、カビの類が原因です。現在のところ根本的に治す方法はありませんが、マスクを掛け、必要最低限の薬を内服し、点鼻薬を常備されると良いでしょう。
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4. 嚥下訓練によって軽快する場合が多い。
現在、沼隈病院には聴覚言語療法士が勤務し、言語訓練や嚥下訓練をしてくださっており、そのお陰で口から物が食べられるようになった患者さまも沢山おられます。
主な担当医:専門医
月・金曜日は香川大学病院耳鼻科の先生が来てくださっています。