経鼻内視鏡検査について
当院では、胃の内視鏡検査において、従来の「口から入れる検査(経口内視鏡)」に加え、「鼻から入れる検査(経鼻内視鏡)」もお選びいただけるようになりました。
経鼻内視鏡検査は 火曜日・金曜日に実施しています。
経鼻内視鏡検査とは?
鼻から細い内視鏡スコープを挿入し、胃や食道の状態を観察する検査です。
スコープが舌の根元に触れにくいため、吐き気(嘔吐反射)が起こりにくく、経口検査に比べて体への負担が少ないとされています。
経鼻内視鏡のメリット
- 検査中のつらさが少ない
えずきや息苦しさが軽減され、リラックスして検査を受けられます。
- 鎮静剤なしでも検査可能
強い吐き気を感じにくいため、鎮静剤を使わずに検査を受ける方も多くいらっしゃいます。
鎮静剤を使用しない場合は、検査後すぐに帰宅・運転が可能です。 - 検査中に会話ができる
検査中も医師との会話が可能で、リアルタイムの画像を見ながら気になる点をその場で質問できます。
ご注意いただきたい点
- 鼻の通りが狭い方、アレルギー性鼻炎がある方、鼻血が出やすい方には適さない場合があります
- 鼻からスコープを挿入するため、まれに検査後に鼻血が出ることがあります。
- スコープが非常に細いため、出血に対する止血処置など、治療を伴う処置には対応できません。
このような方におすすめです
- 嘔吐反射が強く、経口検査がつらかった方
- 鎮静剤を使わずに検査を受けたい方
- 妊娠中または授乳中で、鎮静剤の使用を避けたい方
- 検査中にリアルタイムで画像を確認したい方
おすすめできない方
- 鼻血が出やすい方
- 血液をサラサラにするお薬(抗血栓薬)を服用中の方
- 鼻の手術を受けたことがある方
- 鼻の通りが狭い方
- アレルギー性鼻炎がひどい方